オゾンの分解方法
- 活性炭法 活性炭によるオゾンの分解は活性炭とオゾンの直接の反応に加え、活性炭表面での接触分解が平衡して起きるといわれています。オゾンの分解により熱が発生する為、高濃度のオゾンの処理には燃焼の恐れがあり不向きです。
- 触媒法 二酸化マンガン、酸化第二鉄、酸化ニッケルを主成分としたオゾン分解触媒を用いて分解する方法。長寿命で維持管理が容易であるのが特徴です。分解ガス中にオゾンガス以外の触媒毒となるようなガスが含まれていると触媒の性能は劣化してしまいます。
- 熱分解法 350℃~450℃で1~2秒程度、滞留させる方法。この方法での出口オゾン濃度は温度と反応時間によってのみ決まり、入り口のオゾン濃度の影響を受けないのが特徴です。
- 燃焼法 燃焼炉に排オゾンを注入、分解する方法。これは熱分解法と同様に高濃度のオゾンの処理には適しているが、間欠運転には不向きです(熱分解法も間欠運転には不向きです)。
- 薬液洗浄法 オゾンの自己分解を促す薬剤を使用する方法と、オゾンに対して還元作用を持つ薬剤で処理する方法があります。
当社のオゾン分解装置の特徴
触媒法によるコンパクトなオゾン分解装置をラインナップ。標準装置だけでなく、お客様のオゾン濃度や風量、発生減に対しカスタマイズでの対応も行っています。
- 高濃度オゾン除去用に開発されたハニカムオゾンフィルターを採用。
- 分解率を向上させた反応型触媒タイプのため、劣化が少なく、寿命の長いフィルターです。
- 不燃タイプですので、安心してご使用頂けます。