オゾン分解装置の原理
オゾン分解装置コラムページへのご訪問、ありがとうございます。
本日は「オゾン分解装置の原理」について書いていきますので、よろしくお願いします。なるべく難しい話はせず、オゾン分解の過程をイメージしていただけるように書こうと思っていますので、ご興味ある方はぜひお付き合いください。
オゾン分解装置の概要
それではまず、オゾン分解装置の概要からご説明していきます。
写真は小型標準機のオゾン分解装置になります。この筐体の中にオゾン分解触媒がセットされていてオゾンが筐体内のオゾン分解触媒を通過することで化学反応が起こり、オゾンが安全な酸素に変わって出てくるという装置です。
もちろん触媒による化学反応を起こすには送風機を使って強制的にオゾンに触媒を通過させる必要がある為、送風機は必須となります。
・・・・っとまずはざっくりとお話をさせていただきました。ここまではご理解いただけたかと思いますので、ここからはもう少し掘り下げてご説明していきたいと思います。
さて・・・・実のところ、オゾンは化学的にとても不安定な物質で時間とともに徐々に酸素へ変わります。ですがそのまま経時変化で酸素へ変わるのを待っていては時間がかかってしまう為、オゾン分解触媒を通過させる事により化学反応のスピードを速めているのです。
図や化学式で表すと下図のようになります。
触媒反応サイクル
つまり「オゾンは触媒に吸着して酸素と活性酸素に分解されて、この活性酸素もオゾンと再結合して酸素になる」という具合です。
簡単に言えば触媒はオゾンを「吸収」しているのではなく、酸素への「化学反応をお手伝い」しているという事になりますね。
少々端折った説明になってしまいましたが、これがオゾン分解の原理になります。
オゾン分解のイメージ、掴んでいただけたでしょうか?目に見ることはできないものの、今回ご説明したような反応が起きてオゾンが無害な酸素に変わっているということなんです。
このコラムを通じて少しでも弊社のオゾン分解装置に興味を持っていただければ幸いです。今回はこのあたりで失礼します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。