ハンディキュアボックスの紹介

いつもお世話になっております。

突然ですがこの度、ハンディタイプUV硬化装置オプションの「キュアボックス」のレンタルサービスを開始しましたので、コラムでご紹介させて頂こうと思います。

キュアボックス自体は以前からご販売していたのですが、レンタル機としての御用意はこれまで無く・・・・。

またキュアボックスについては製品ページを見ていただいても伝わりづらい部分もあるかなぁ・・・・と個人的に思っていましたので、レンタルサービス開始の今回のタイミングで改めて「キュアボックス」をコラムでご紹介させていただこうと思いました。よろしくお願いします。


さて、早速ですがまずはどんな装置姿かというのお伝えしたく。写真1と写真2をご覧ください。

ハンディタイプUV硬化装置
写真1:ハンディタイプUV硬化装置 ASM2501
キュアボックス画像
写真2:キュアボックス ASM1241

先に書いた通り、写真2のキュアボックスは写真1のハンディタイプUV硬化装置のオプション品となります。まず弊社のハンディタイプUV硬化装置というのが・・・・。

「どこにでも持ち運べ、誰でも手軽にUV硬化が試せる」

というコンセプトの元、コンパクトさと低コストを追求した製品となります。手軽にUV硬化が試せるのですがその反面でハンディタイプであるが故に厳密な照射距離調整がしづらく、カッチリした条件出しを希望される御客様にはご不便をお掛けすることもありました。


キュアボックス、ハンディ取り付けた状態
写真3:ハンディUV硬化装置+キュアボックス

ハンディタイプUV硬化装置をキュアボックスに取り付けた写真。両方とも合わせてご購入またレンタルも可能です。


ですが、取り上げたオプション品の「キュアボックス」と併用することで、

「どこにでも持ち運べ、誰でも手軽に硬化を試すことができて且つ、条件出しもよりやりやすい」装置に変わります。その他にも・・・・。

  • ハンディUV装置からのUV(紫外線)漏れを防ぎ、より安全に照射作業が行える。
  • 手動シャッター付きなのでワーク出し入れの度に消灯する必要が無く、作業効率アップ。

というような利点もあります。ではその「キュアボックス」を様々な角度からを見ていきましょう。


キュアボックス内写真

写真4

キュアボックス内には標準でラボジャッキを備えており、UV硬化ランプとの距離調整が可能です。ラボジャッキ自体は取り外し可能です。大きなワークも投入可能です。


キュアボックス背面部

キュアボックス背面部
写真5 キュアボックス背面部

キュアボックス背面部には、空冷用にシロッコファンを設けています。UV硬化ランプ表面は非常に熱くなる為にボックス内の空気も温められやすいです。その為、硬化樹脂などに影響が無いよう空冷ファンを設けました。


ランプセットアップ箇所、手動シャッター

写真6

キュアボックスのサイズは「W350mm×D332mm×H424(ハンディUV装置装着前、突起部は除外)」で装置重量は「約20kg(ラボジャッキ約3.5kg含)」となります。ちなみにですがハンディUV装置をセットすると高さは約553mmです。

キュアボックスの重量約20kg・・・・。主構造材が薄板とはいえSS鋼板なので、それなりの重量になってしまいまして・・・・。

写真7

ですが、もちろん弊社ではその点も考慮しております。キュアボックスは持ち運びも考慮して、筐体が「ベース板」と「上部(囲い部分)」で簡単に分割できる構造となっております。「ベース板」と「上部(囲い部分)」については固定不要で、ベース板の上に上部(囲い部分)を乗せるだけです。ですが分割構造としてもアルミみたく軽くなるわけではないので、その点はご了承願います。


さて続いて、写真4にもコメント載せましたが、標準装備のラボジャッキは筐体からの取り外しが可能です。ラボジャッキはボルト固定をしているわけでは無く、筐体内に置いているだけとなります。ですのでラボジャッキを筐体内から出してご使用いただければ、照射範囲を最大限まで広くしてのUV照射も可能です。

キュアボックス ラボジャッキ取り外し
写真8

筐体開口部寸法

筐体開口部寸法は「幅270mm×高さ180mm」です。この寸法よりも小さい物であればキュアボックス内でのUV硬化作業を行うことができます。

キュアボックス開口部1
写真9
キュアボックス開口部2
写真10

ここまで来ましたらいよいよキュアボックスにハンディUV硬化装置をセットしていきます。息巻いても実のところ先ほどの写真6、写真7の黄色丸のところにハンディUV硬化装置を挿し込むだけで簡単にセットできます。

写真11
写真12

ここまででキュアボックスについての概要はお分かりいただけたと思いますが、いかがでしょうか?あとは実際に作業をした場合に気になるのは・・・・

  • キュアボックスを使用しての照射作業の流れ、様子はどんな感じ?
  • 照射エリアの広がり具合は?
  • 照射距離によって温度はどれくらい上がるの?  etc

上記が多いのではないでしょうか?これについては続きをご覧いただきたいのですが・・・・。

尺が長くなってしまうので、次回コラムに持ち越しとさせて頂きます。キュアボックスについてご興味をもってもらえましたら幸甚です。続きが気になる御客様は次回もよろしくお願いします。

それでは今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。