【 ダクトホース 】
空気・オゾンガスの排気を目的として使用する管です。
材質は塩化ビニルや亜鉛メッキ、ステンレスなど様々。
弊社では主に塩化ビニルを使用しており、「塩ビダクト」や「ダクト」と呼称されています。
一端を装置の排気口につなぎ、もう一端は工場排気やブロワに接続。
弊社では主にΦ75mmとΦ100mmのダクトホースを使用しています。
【 カフス 】
カフスというと、一般的に洋服のカフスボタンがイメージされますが
弊社社員は接続部材としてのカフスをイメージします。職業病というやつです。
部材としては継手(つぎて)とも呼ばれており、2つの部分を接合する構造の総称です。
洋服のカフスが袖先を「留める」ための部分であることや、
袖口の形が部材のカフスにも似ていたりすることからカフスと呼ばれているのでしょうか…?
由来のソースが見つからなかったので、情報提供お待ちしております。
少し話が逸れましたが、
弊社では、カフスを下記2種類に呼び分けしています。
シリコンカフス
「ソケット」「シリコンソケット」とも呼ばれています。
同じ直径の配管同士をつなぎ合わせる際や、配管と装置を接続する際のつなぎ目に取り付けて使用します。
ダクトカフス
最初に紹介したダクトホースの先端部分の名称です。
「ダクトホース用カフス」とも呼ばれており、ダクトホースの先端に回しながら取り付けます。
ダクトカフスがダクトホースに取り付けられていれば、
シリコンカフスを使用せずに同じ直径の配管に接続することが可能です。
基本的にダクトカフスはダクトホースに取り付けられたままとなります。
ですので、弊社では
「ダクトホース」⇒ダクトカフスが付いた状態のこと
「カフス」⇒シリコンカフスのこと
・・・として呼び分けております。
【 ホースバンド 】
ホースバンドは、配管のつなぎ目部分を固定するために使う止め具のことです。
「ホースクランプ」とも呼ばれます。
配管を接続した後に、シリコンカフス・ダクトカフスの上に取り付け、
マイナスドライバーやソケットドライバーでバンドを締めて固定します。
【 レデューサ 】
「レジューサ」「レジューサー」「レデューサー」とも呼ばれます。どれも正解です。
直径が異なる2つの直管同士を接続するために用います。
これを使用すれば、装置の排気径がΦ75mm・工場排気径がΦ100mmでも
径を変換し、ダクトホースを接続することができます。
【 ブロワ 】
「ブロワー」「送風機」「ファン」とも呼ばれます。
羽根車の回転によって気体にエネルギーを与える風を送り出す機械です。
JIS規格改正前までは圧力比1.1以下のものをファンと呼び、
圧力比1.1 - 2程度のものをブロワと呼んでいたそうです。
【 ダンパ 】
「ダンパー」「弁」とも呼ばれます。
配管の途中に取り付けて、気体の風量を制御するために使用します。
内部に羽根が取り付けられているような形状になっており、
上部にある手動操作のハンドルで羽根を動かし開閉度を設定します。